フロアクラフト(リッチダンサーの10) 第29戦


キャロットクラブ出資愛馬第18号は、西園正都厩舎狙いの馬。

超一流の厩舎に対し、血統やラインナップの見劣る預託馬で同等の勝ち数を上げる技術はまさに本物。また、マージービートのように数を使ってくれることも嬉しい。

父はフジキセキでイマイチだが、母はデビュー前には評判の高かったホーカーテンペストを輩出。そのホーカーテンペストはフロアクラフト購入後に4勝目を挙げオープン入り。

そしてフロアクラフトも1勝馬ながら格上挑戦のスイートピーSで2着に入り優駿牝馬(オークス)GTへの優先出走権を確保。これは出資愛馬初の芝のGTへの出走で感動。しかも一生に一度しか出走できないクラシック!!

その優駿牝馬(オークス)GTでは明らかに格下なので17番人気とブービー人気だったが、見事な走りで5着と掲示板を確保。


その後北海道ではデコボコ馬場や重い洋芝に苦しみ2戦大敗だったが、本州に戻り500万、1000万クラスと連勝。

準オープン(1600万下)クラスでも牡馬相手に2着とクラス上位の走りを披露。その時の競馬ブックのスピード指数過去最高のSP86.7。そこからは重賞で9着、準オープンで8着、ハンデ戦の重賞で7着とひと息だが、昨年6月に1000万クラスに降級。

過去の実績から1000万クラスでは楽勝と思われたが、なんとなんと牝馬限定の自己条件でシンガリ負け。小回りのコースは苦手、開幕末期の荒れた馬場は苦手、大外枠で前に壁が作れずと敗因はたくさんあるものの、それにしても負けすぎ。

それでも主場に戻ると3着5着と上位の走り。そして掛かり癖から距離短縮してからは4勝目を挙げ、準オープンでも大外枠を回って距離ロスがありながら勝ち馬とタイム差なしの2着。その次のレースでも牡馬に混じってハンデ頭で3着と強い内容の競馬をしている。しかし何か1つ足りず7戦して準オープンを勝つことはできていない。

放牧明けを1度使われた前走は後藤浩輝騎手が進言した左回りで最も適距離と思われる東京1400mに出走。鞍上が大ベテランでトップジョッキーの蛯名正義騎手ということもあり、行きたがるので外枠は不利なフロアクラフトだが、道中上手く抑え込み脚を溜め、直線で一旦は抜け出しアワヤのシーンを演出。最後は目標にされ後ろから飛んできた2頭に交わされたが、僅差の3着。走破時計も優秀だった。

このコースなら準オープンの脱出も夢ではない。


前走後、特に目立った疲れや馬体の傷みもないということで、続戦。

予定通り11月15日 東京10R 奥多摩ステークス 1600万下 芝1400m 混合 定量に出走!!

フルゲート18頭のところに特別登録数は17頭で出走は確定。水曜日の想定段階でも1頭も減らずに想定数は17頭。結局16頭で確定。

そりゃ、素人が考えてもこのレースがベスト。西園正都先生はいつも最良の選択をきちんとしてくださるので有り難い。

当日はGTの裏開催でかつ福島でも重賞が組まれていての東京競馬場なのでリーディング上位の騎手はほとんど居ないと思われる中、田中勝春騎手という実績断然のベテラン騎手を確保。

フロアクラフトと田中勝春騎手と言えば、オークスGT5着後の500万クラスでタイムオーバーと普通では考えられない芸当をやってのけた騎手なので、フロアクラフターには印象の良くない騎手だろうが、あれは距離に馬場コンディションにと確実な敗因がある。何も騎手が上手く乗れなかったということではないので度外視で今回期待したい。

それにしても前走よりも大幅に相手が強化。うーーん、勝つまでは苦しそうか。

5着/4番人気。

当日は雨予報で大敗が懸念されたが、なんとか稍重馬場まで回復。それでもフロアクラフトにとって得意とは言えない馬場で5着と掲示板を確保してくれたことは嬉しい。

これで獲得本賞金は1億112万円(付加賞除く)となり、ついに1億円を突破!!

募集価格1800万円の安価な馬で申し分ない活躍。取りあえず1つの区切りを達成したことにホッとした。


レース回顧と時計の分析、レース後の田中勝春騎手のコメントを掲載。

(2015年11月25日完結)

2015年10月23日立ち上げ

●前走後、特に目立った疲れや馬体の傷みもないということで、続戦 次走はやはり11月15日 東京10R 奥多摩ステークスを予定

 準オープンに再度昇格してから毎度強い競馬をしているものの、距離ロスがあったり、軽ハンデ馬に先着されたりと2、3、4、5、6着と勝ちきれない我らが愛馬フロアクラフト。常に上位の走りなものの、ワンパンチ足りない面は否めませんでした。

 放牧明けを1度使われた前走は、後藤浩輝騎手が宇治川特別を勝ったときに進言した左回りで、かつ最も適距離と思われる東京1400mに出走。鞍上が大ベテランでトップジョッキーの蛯名正義騎手ということもあり、行きたがるので外枠は不利なフロアクラフトですが、道中上手く抑え込み脚を溜め、直線で一旦は抜け出しアワヤのシーンを演出。最後は目標にされ後ろから飛んできた2頭に交わされましたが、僅差の3着と久々の馬券圏内。走破時計もこのクラスの勝ち負け水準を上回るもので優秀でした。

 東京芝1400mなら準オープンの脱出も夢ではないと思われました。


 前走後、特に目立った疲れや馬体の傷みもないということで、続戦。次走はやはり11月15日 東京10R 奥多摩ステークス 1600万下 芝1400m 混合 定量を予定ということです。

 10月21日に更新されましたクラブ公式HPフロアクラフトの近況報告は次の通りです。

「先週の競馬はちょっと先頭に立つのが早いかなと思ったのですが、上位の2頭が併せ馬のような形で来る中、最後までよく踏ん張ってくれていたと思います。もう少し内目の枠でも引いて、もっと道中で溜めを利かせることができれば際どいところまで持ち込めたかもしれませんが、負けたとはいえ、力のあるところは見せてくれたのではないでしょうか。レース後はまだ軽く動かしている程度ですが、特に目立った疲れや馬体の傷みもありません。今のところはこのまま次走に向けて調整を続けていく予定です」(西園師)

 この情報だけですと、続戦するということはわかるのですが、どこに出る予定なのかまではわかりません。しかし、私が前走後に予想した通りベストは11月15日の東京10R 奥多摩Sです。そうだったら良いのになぁ〜と思っていましたら、10月22日に競馬ブックの方からフロアクラフトの次走は「11月15日東京の奥多摩Sを予定。」と来ましたのでほぼ間違いないですね。

 当日は京都でエリザベス女王杯GTがありますので、さすがに蛯名正義騎手はもう裏開催の東京にはいらっしゃらないでしょうが、良い騎手を確保して勝ち負けに絡んで欲しいですね。そして”内枠”が欲しいですよね(笑)。楽しみです。

これ以降は2015年11月9日に作成

●気になる特別登録表(11月15日 東京10R 奥多摩ステークス 1600万下)

特別登録表 11月15日 東京10R 奥多摩ステークス 1600万下 芝1400m 混合 定量

第1回登録完了馬 全17頭 フルゲート 18頭  
馬名 予定騎手 斤量 前走 前走着順 前走人気 過去着順
アンジェリック 田辺裕信 55.0 10/18 白秋16下 東京芝1400 10
オコレマルーナ 57.0 11/01 紅葉16下 東京芝1600
カラダレジェンド 横山和生 57.0  1/17 ニュOP 中山芝1600 13 14 14 15 18
クリノタカラチャン 村田一誠 55.0 10/25 北陸16下 新潟ダ1200 15 12 16 12
サンブルエミューズ ベリー 55.0 10/25 桂川16下 京都芝1200
シャトルアップ 江田照男 57.0  8/29 稲妻16下 新潟芝1000 16 11
シンデレラボーイ 57.0 10/18 白秋16下 東京芝1400 12 11
テムジン 57.0 10/18 白秋16下 東京芝1400 18 15 10
デンファレ 55.0  5/03 晩春16下 東京芝1400 16 17 18 15
ファントムロード 石川裕紀人 57.0  9/26 セプ16下 中山芝1200 12
ブラヴィッシモ 北村宏司 56.0  9/21 仲秋16下 阪神芝1400
フロアクラフト 田中勝春 55.0 10/18 白秋16下 東京芝1400 10
ボンジュールココロ 柴田善臣 55.0 10/18 白秋16下 東京芝1400 11 11
マカハ 内田博幸 57.0 11/01 紅葉16下 東京芝1600 10
マリオーロ 56.0 10/17 神奈10下 東京芝1400
ラインスピリット 森一馬 57.0 10/25 桂川16下 京都芝1200 11 18 16
ロノ 池添謙一 57.0 10/18 白秋16下 東京芝1400 14 12 12 12

フルゲート18頭のところに特別登録数は17頭でこの時点でフロアクラフトの出走は確定です。

これ以降は2015年11月12日に作成

●気になる出馬想定表(11月15日 東京10R 奥多摩ステークス 1600万下)

出馬想定表 11月15日 東京10R 奥多摩ステークス 1600万下 芝1400m 混合 定量 フルゲート 18頭 想定数17頭 
馬名 予定騎手 斤量 前走 前走着順 前走人気 過去着順
アンジェリック 田辺裕信 55.0 10/18 白秋16下 東京芝1400 10
オコレマルーナ 57.0 11/01 紅葉16下 東京芝1600
カラダレジェンド 横山和生 57.0  1/17 ニュOP 中山芝1600 13 14 14 15 18
クリノタカラチャン 村田一誠 55.0 10/25 北陸16下 新潟ダ1200 15 12 16 12
サンブルエミューズ ベリー 55.0 10/25 桂川16下 京都芝1200
シャトルアップ 江田照男 57.0  8/29 稲妻16下 新潟芝1000 16 11
シンデレラボーイ 二本柳壮 57.0 10/18 白秋16下 東京芝1400 12 11
テムジン 松岡正海 57.0 10/18 白秋16下 東京芝1400 18 15 10
デンファレ 的場勇人 55.0  5/03 晩春16下 東京芝1400 16 17 18 15
ファントムロード 石川裕紀人 57.0  9/26 セプ16下 中山芝1200 12
ブラヴィッシモ 北村宏司 56.0  9/21 仲秋16下 阪神芝1400
フロアクラフト 田中勝春 55.0 10/18 白秋16下 東京芝1400 10
ボンジュールココロ 柴田善臣 55.0 10/18 白秋16下 東京芝1400 11 11
マカハ 内田博幸 57.0 11/01 紅葉16下 東京芝1600 10
マリオーロ 56.0 10/17 神奈10下 東京芝1400
ラインスピリット 森一馬 57.0 10/25 桂川16下 京都芝1200 11 18 16
ロノ 池添謙一 57.0 10/18 白秋16下 東京芝1400 14 12 12 12

表中 騎手の太字は乗り替わり予定

フルゲート18頭のところに現在17頭出馬想定されています。フルゲート割れですしフロアクラフトは投票すれば出走は確実です。それにしても特別登録から1頭も減りませんねぇ。

●追い切り情報(11月12日更新)

前走前 10月15日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 53.9
3F 38.8
2F 24.9
1F 12.3



11月5日 栗東坂路 良馬場 一杯に追う
1回
助手
4F 53.3
3F 38.6
2F 24.8
1F 12.3


11月11日 栗東坂路 重馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 53.7
3F 39.0
2F 25.1
1F 12.1
 11月5日、坂路で追い切られました。相変わらず終いにかけてしっかりと伸びており惚れ惚れする良い動きです。全体の時計も悪くありません。これなら今回も力は出し切れるでしょうし、ベストのコースで楽しみですね。
 以下は同日(11月5日)に更新されましたクラブ公式HPフロアクラフトの近況報告です。
「引き続き、テンションが上がるようなこともなく、順調に調整が続けられています。疲れはまったく感じさせませんし、カイバもしっかりと食べてくれて馬体も減ることなくいい感じの体つきをキープできていますよ。昨日はハロン16〜17秒くらいのところをサッと乗ったのですが、相変わらずいいキャンターをしてくれていました。今朝は坂路で馬なり程度の追い切りを行いましたが、朝一番で馬場状態が良かったとはいえ、ちょっとゴーサインを出しただけでラスト1ハロン12秒3です。来週の競馬に向けて、思いどおりの調整ができていますよ。今回はGTの裏ということで上位のジョッキーを確保しづらかったのですが、幸い田中勝春騎手が空いていたので、彼に依頼しています」(西園師)15日の東京競馬(奥多摩S・芝1400m)に田中勝騎手で出走を予定しています。
 ということで西園正都先生としても非常に良い手応えのようです。当日はGTの裏開催でかつ福島でも重賞が組まれていての東京競馬場ですから、正直リーディング上位の騎手はほとんど居ないでしょうけれど、田中勝春騎手という実績断然のベテラン騎手を確保してくださいました。西園正都先生はいつも良い騎手を確保してくださるんですよね。
 そりゃ、フロアクラフトと田中勝春騎手と言えば、オークスGT5着後の500万クラスでタイムオーバーと普通では考えられない芸当をやってのけた騎手と言うことで、フロアクラフターには印象の良くない騎手でしょうが、あれは距離に馬場コンディションにと確実な敗因がありますし、何も騎手が上手く乗れなかったということではありませんから度外視で今回期待したいですね。

 11月11日、全体の時計はフロアクラフトにしてはゆったりですが、終いの伸びはいつものことながら秀逸で状態は万全ですね。十分に力を発揮できる状態だと思います。
 私ほっさんの追い切り評価は「A−」です。今回は相手が大幅に強化されますが、フロアクラフト自身の持っている能力はフルに出すことが出来る状態だと思います。
 デイリー馬三郎では”末脚良しB”とこちらも高い評価をいただいております。
 以下は同日(11月11日)に更新されましたクラブ公式HPフロアクラフトの近況報告です。
「今朝は坂路で追い切りました。先週に一杯のところをやっていますし、今朝は上がり重点の内容でサッと乗ったのですが、数字が示すとおりのいい伸び脚を見せてくれていました。引き続き、東京への輸送が続くことになりますが、輸送自体を苦にする馬ではありませんし、カイバ食いも良好で体調の問題もないのでそのあたりの心配もしていません。前走が3着に敗れたとはいえ、強い内容の競馬をしてくれたので同じ舞台の今回もいい競馬を期待しています」(西園師)15日の東京競馬(奥多摩S・芝1400m)に田中勝騎手で出走を予定しています。
 西園正都先生によりますと、カイバ食いも良好だと言うことで非常に良い手応えのようです。本当にいい競馬を期待してしまいますね。楽しみです。

●出馬確定表

出馬確定表 11月15日 東京10R 奥多摩ステークス 1600万下 芝1400m 混合 定量 出走数16頭 
馬名 騎手 斤量 前走 前走着順 前走人気 過去着順
アンジェリック 田辺裕信 55.0 10/18 白秋16下 東京芝1400 10
カラダレジェンド 横山和生 57.0  1/17 ニュOP 中山芝1600 13 14 14 15 18
クリノタカラチャン 村田一誠 55.0 10/25 北陸16下 新潟ダ1200 15 12 16 12
サンブルエミューズ ベリー 55.0 10/25 桂川16下 京都芝1200
シャトルアップ 江田照男 57.0  8/29 稲妻16下 新潟芝1000 16 11
シンデレラボーイ 二本柳壮 57.0 10/18 白秋16下 東京芝1400 12 11
テムジン 松岡正海 57.0 10/18 白秋16下 東京芝1400 18 15 10
デンファレ 的場勇人 55.0  5/03 晩春16下 東京芝1400 16 17 18 15
ファントムロード 石川裕紀人 57.0  9/26 セプ16下 中山芝1200 12
ブラヴィッシモ 北村宏司 56.0  9/21 仲秋16下 阪神芝1400
フロアクラフト 田中勝春 55.0 10/18 白秋16下 東京芝1400 10
ボンジュールココロ 柴田善臣 55.0 10/18 白秋16下 東京芝1400 11 11
マカハ 内田博幸 57.0 11/01 紅葉16下 東京芝1600 10
マリオーロ 三浦皇成 56.0 10/17 神奈10下 東京芝1400
ラインスピリット 森一馬 57.0 10/25 桂川16下 京都芝1200 11 18 16
ロノ 池添謙一 57.0 10/18 白秋16下 東京芝1400 14 12 12 12

表中 騎手の太字は乗り替わり

●東京芝1400mコース解説

 フルゲートはA〜Cコース18頭、Dコースは16頭。春季開催(重賞競走を除く)時は16頭。スタート地点は向正面真ん中付近。
 東京競馬場は、3コーナー手前で緩やかな昇り坂があり、3〜4コーナーにかけて下り坂になっている。しかし、傾斜角度はわずかなので、あまり神経質に考えなくていい。
  最後の直線は長いが、逃げ・先行馬が有利。前半にダッシュ良く好位をキープし、3〜4コーナーのカーブで息を入れて、最後の直線で二の脚を使うのが理想。
 特に条件クラスでは、先行力がある馬から入るのがセオリー。ただし、先行馬同士ではなかなか決まらず、後方に待機していた馬が最速上がりを使って2〜3着に突っ込んで来るケースが多い。
 上級クラスになると展開が厳しくなり、マイル戦もこなせるスタミナ量が必要になってくる。GUの京王杯SCは、マイラータイプの馬の方が強いレース。逆にスプリンタータイプの馬は苦戦傾向にある。
有利な枠順 フラット
有利な脚質 逃げ〜先行
ポイント 先行力、マイルをこなせるスタミナ(重賞)
種牡馬ベスト ディープインパクト、ダイワメジャー、フジキセキ
連対騎手ベスト 福永祐一、横山典弘、蛯名正義、戸崎圭太、田中勝春
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
2歳新馬 1分24秒2 1分24秒7 1分23秒8 1分26秒4
2歳未勝利 1分23秒8 1分23秒8 1分23秒6 1分25秒4
2歳500万 1分23秒1 1分22秒5 1分22秒9
2歳オープン 1分22秒6 1分22秒8 1分24秒7 1分25秒8
3歳新馬
3歳未勝利 1分23秒0 1分23秒3 1分24秒6 1分24秒9
3歳500万 1分22秒5 1分23秒1 1分24秒3
古馬500万 1分22秒6 1分22秒8 1分23秒7 1分24秒6
古馬1000万 1分21秒9 1分22秒7 1分23秒4 1分25秒7
古馬1600万 1分21秒5 1分22秒1 1分22秒4
古馬オープン 1分21秒6 1分21秒7 1分22秒7 1分24秒6

●騎手は田中勝春騎手 ほっさん評価「A+」

 今回のフロアクラフトの鞍上はカッチーこと田中勝春騎手です。フロアクラフトには1度北海道で騎乗していただいたことがありますね。その時はオークスGT5着の馬が500万クラスでタイムオーバーとびっくりしましたが、重い洋芝が苦手なことと、何よりも開催末期でかつ雨でデコボコのタフな馬場でしたし、確実な敗因があります。今だからはっきりとわかることですが、妹バウンスシャッセを含むリッチダンサー姉妹は、そういった馬場は大の苦手です。ですのでタイムオーバーは騎乗云々ではないですよね。

 ただ、私の愛馬と田中勝春騎手と言えば、後にも先にもその1鞍だけ。馬も私もあまり良いイメージはありません(苦笑)。


 デビュー27年目のベテランで、通算1693勝と超一流の騎手ですが、最近は地方から転入してきた騎手や外国人騎手、若手騎手に押され、また年齢的なものもあり、少し影が薄くなりつつあります。それでも27年目1693勝は文句のない成績で、当然かなり期待できる騎手という認識です。フロアクラフトにとってもベストな条件のレースですし勝ち上げて欲しいですね。


 2015年11月11日現在、中央通算1693勝、勝率9.4パーセント、連対率18.5パーセント、GTは1992年の安田記念(ヤマニンゼファー)と2007年の皐月賞(ヴィクトリー)の2勝しかなく、勝ち鞍の割に少なすぎる印象です。重賞は49勝です。

 昨年(2014年)は中央48勝、勝率6.8パーセント、連対率14.5パーセントと昨今はずっとこのくらいの成績。今年(2015年)はここまで32勝、勝率6.1パーセント、連対率11.2パーセントと成績は年々下降気味。


 田中 勝春(たなか かつはる)は、1971年2月25日生まれの44歳。日本中央競馬会(JRA)美浦トレーニングセンターに所属している27年目の騎手である。騎手免許は平地競走のみ。デビュー時は藤原敏文厩舎所属。現在はフリー。愛称は「カッチー」。

 実家は競走馬の生産牧場を経営している。父の田中春美は生産牧場を経営する傍ら、中央競馬会の馬主登録もしており、"幻の関西重賞初制覇"を演出したバイオマスターや、北海道の静内農業高等学校の高校生が生産を手がけたユメロマンなどを所有している。また地方競馬の馬主として所有馬に「カツハル」という名前を付けて走らせたことがある。


 1989年に藤原敏文厩舎所属としてデビュー。初騎乗は1989年3月4日に中京競馬場の第2競走でチャンピオンミナミに騎乗し6着。同期に佐藤哲三、角田晃一、小野次郎らがいる。その年にデビューした新人騎手の中で初勝利は最も遅く、10月21日の東京競馬場の第6競走、セキテイボーイだった。なお同馬の勝利が、大種牡馬テスコボーイ産駒の最後の勝利となった。
 初年度は病気もあって5勝。しかし、2年目に41勝し、以降は確実に成績を上げていった。

 重賞初勝利は1990年9月9日の京王杯オータムハンデキャップでオラトリオに騎乗しての勝利だった。GT初勝利は1992年の安田記念。ヤマニンゼファーに騎乗し、大外枠を苦にせず優勝。ゴール前では派手なガッツポーズを見せた。その後もコンスタントに勝ち続け、関東リーディングでは毎年上位につけている。

 1996年9月に藤原敏文調教師が逝去すると小林常泰厩舎に移り、同年12月にフリーになった。

 そして2004年9月11日には中山競馬場第10競走でヒシフェアレディに騎乗し1着、中央競馬通算1000勝を達成した。当時、中央競馬史上20人目で現役では9人目の記録達成であった。また、新潟競馬場や東京競馬場を得意としている。

 2007年、皐月賞でヴィクトリーに騎乗し勝利。ヤマニンゼファー以来となる15年ぶり(騎乗機会では140戦ぶり)の中央競馬でのGT(表記はJpnTである)制覇となった。さらにはシャドウゲイトに騎乗し、シンガポール航空インターナショナルカップに挑戦し、見事に初の海外GTを制覇した。夏の新潟開催では17勝し、2年ぶり5度目のリーディングを獲得した。さらに10月28日までに関東所属騎手の中で1位となる中央で99勝を挙げたことから11月8日に第21回ワールドスーパージョッキーズシリーズへの出場が発表された。なお、同シリーズには初出場となる。そして11月11日に自身初のJRA年間100勝を達成した。この年はキャリア最多となる108勝を挙げた。

 好不調の波が激しく、全く勝てない日も多いが、勝つ時は一日に何勝もする(いわゆる固め打ち)。

 関西圏では長らく重賞を勝てず、2010年の中京記念をシャドウゲイトで制したのが関西圏での初重賞勝ちだった。2013年8月現在、函館・京都・阪神・小倉では重賞未勝利である。1999年にバイオマスターに騎乗して阪神競馬場のアーリントンカップで1位入線はしているが、進路妨害により2着降着となっている。


 通算1000勝以上を達成していながら、近年の西高東低と言われる全体的な関東馬不振の流れの影響などを受けたのか、1992年の安田記念での初勝利からは、長期間GTを勝てずにいた。2004年の優駿牝馬(オークス)ではウイングレットに騎乗し7着。このレースでGT・100連敗という不名誉な記録を達成。2005年になってもなお勝てず、朝日杯フューチュリティステークスでも4着に敗れ、GT競走125連敗(内訳は中央競馬が121、地方競馬開催の統一GTが4)となっていた。その間、2着9回3着7回。

 しかし、2005年12月21日川崎競馬第10競走の全日本2歳優駿をグレイスティアラで制し、およそ13年ぶりにGTを制覇した。なお、全日本2歳優駿は「全日本3歳優駿」という名称だった1998年にもアドマイヤマンボで勝っているが、当時は統一GUだった。

 中央競馬のGTに限ればその後も連敗が続き、2007年の皐月賞に勝利するまで139回もの長い連敗となったが、2007年に第67回皐月賞でヴィクトリーに騎乗し勝利、15年ぶりに中央競馬のGT競走制覇を果たして連敗記録139で終止符をうった。さらには、同年挑戦したシンガポール航空インターナショナルカップではシャドウゲイトに騎乗し日本国外の国際GTも制覇した。

 長く連敗が続いた原因の一つとして有力馬の騎乗が少なかったという事情もある。ヤマニンゼファーとセキテイリュウオーにまつわるエピソードも、元はといえばセキテイリュウオーが所属厩舎(当時)の馬であり、自厩舎の馬を優先させたという事情があった。また、1番人気での騎乗は日本で2回・海外で1回(2000年安田記念:スティンガー、2002年朝日杯フューチュリティステークス:サクラプレジデント、2007年シンガポール航空インターナショナルカップ:シャドウゲイト)で、2番人気での騎乗も4回(2003年皐月賞・東京優駿(日本ダービー):サクラプレジデント、2004年宝塚記念:ゼンノロブロイ、2007年日本ダービー:ヴィクトリー)しかなかった。また、岡部幸雄の騎手引退後に田中を主戦騎手の一人にしていた藤沢和雄厩舎もGTになると有力馬の騎乗を外国人騎手に乗り替わらせることが多かった。

 田中勝春自身、最も悔しい敗戦は1993年の天皇賞(秋)でセキテイリュウオーに騎乗しハナ差に敗れたことだと語っている(レース後に悔し涙にくれたエピソードがある)。この時の優勝馬は、前年の安田記念で自身が騎乗して優勝したヤマニンゼファーであった。1997年の安田記念でもジェニュインに騎乗し同馬をかつてお手馬にしていた岡部騎乗のタイキブリザードにハナ差まで迫ったことがある。

 なお、GT戦線では不振続きであったが、GUやGVに限れば2001年以降は毎年勝利を挙げており、2002年には重賞6勝(GU2勝、GV4勝)という好成績を残した。GU最多勝馬バランスオブゲームの主戦騎手だった。

 2011年12月10日、JRA通算1500勝を達成。


 「誰に対しても気さくで愛されるキャラとして有名。もともと捌きが上手なわけではなかったが、最近は勝負どころでスムーズなコース取りができずにウロウロするケースが目立ち、直線も詰まって引くことが多い。神経質でスランプにおちいりやすい面がある。ただ、馬を伸ばす技術とパワーは水準以上のモノがあり、開けば突っ込んでくるからやっかいだ。宗像義忠厩舎で主戦をつとめている。小島太厩舎でも成績が良い。コース別や距離別、芝・ダート別で特別な傾向の偏重は見つからなかった。感覚で話すところがあり、コメントは信頼しない方が良い。」(佐藤祐樹元地方競馬騎手・2011年上半期)


 ほっさん愛馬での成績 (1戦0勝)

 2011年 8月 7日 エイコーンキッド 3歳未勝利       新潟ダ1200m 負傷の為 乗り替わり
 2013年 8月25日 フロアクラフト  積丹特別 500万下  函館芝2600m (10着/3番人気)


2013年4月7日 阪神8R 天王寺特別 シャイニイチカに騎乗する田中勝春騎手(14番人気11着)。

これ以降は2015年11月15日に作成

●専門誌の印と評価

競馬ブック

見解

「若干決め手に甘さのあるサンブルエミューズだけに、時計のかかる1400メートルがプラスに出る可能性がある。中心に期待。相手にフロアクラフト。折り合いひとつで逆転も。本格化してきたマリオーロ、前走不利が応えたアンジェリックも差はない。マカハも1400メートルなら見直せるが、展開的には前の組の残り目にも注意が必要。」


短評は「波乱含み」



推理のキー

《前走が好内容》
白秋Sは先行馬総崩れ。(13)フロアクラフトは掛かって早目に先頭。2頭に差されたものの上々の頑張りを見せた。休み明け3戦目で躍進。
東京1400m3勝の(10)が久々を叩いて昇級でも。以下(1)(6)(11)(16)(7)。(平本 弘)



予想家の印
馬名 吉田幹 林茂徳 吉岡哲 CPU
ブラヴィッシモ
シンデレラボーイ
ファントムロード △△
サンブルエミューズ △△
アンジェリック △△
マリオーロ
マカハ
フロアクラフト △△
クリノタカラチャン
ラインスピリット
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
アンジェリック 4.4
ブラヴィッシモ 5.3
マリオーロ 5.8
フロアクラフト 7.0
サンブルエミューズ 8.0
マカハ 9.8
ラインスピリット 12.0
クリノタカラチャン 14.9
シンデレラボーイ 15.1
以下15倍以上省略



スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
フロアクラフト 87 80 76 86
アンジェリック 86 84 86 76
マリオーロ 83 81 78 82
サンブルエミューズ 89 88 84 80
マカハ 88 82 83 82
ラインスピリット 91 72 72 86


デイリー馬三郎

本紙の見解

「◎ブラヴィッシモは昇級初戦からいきなりA着と力量の高さを発揮した。最内をうまく回った勝ち馬とはコース取りの差。じっくり脚をためられる東京は最適と思え、クラス2戦目で勝ち上がる。○は久々を快勝。昇級でも即通用。〈加藤〉」

◎ ブラヴィッシモ
○ マリオーロ
▲ マカハ
× アンジェリック
☆ ラインスピリット
△ シンデレラボーイ
△ ファントムロード
△ サンブルエミューズ


フロアクラフトは本紙無印(>_<)


フロアクラフトは全13記者中 ◎(本命)印 1記者、〇(対抗) 2記者、×(4番手評価) 3記者、△(6番手以下評価) 3記者、無印 4記者

●前走レース後の騎手・調教師・専門誌のコメント

フロアクラフト(3着)

 「もう少しユックリ行きたかったが、少し噛んでしまい掛かり通しでした。返し馬ではいい感じでしたが、レースへ行くとスイッチが入る感じでしたね。精一杯抑えたのですが、早めに先頭に立ってしまいました。もう少し内目の枠の方が良かったのかも。」(蛯名正義騎手・競馬ブック)

 「もっとゆっくりと行きたかったのですが、ハミを噛んでいましたから...。でも内容は悪くないと思います。」(蛯名正義騎手・ラジオNIKKEI)

 「行きたがりますね。内枠ならもう少し楽に運べるけど。そのあたりがスムーズなら」(蛯名正義騎手・デイリー馬三郎)

 「返し馬ではそのような素振りを見せないのに競馬へ行くとやはり違いますね。グーっと力んで走ってしまいます。何とか我慢させて運んでいるのですが、あのあたりが楽に走れると全然違うんですけれどね。あのように見せておいて勝負どころへ向かうとアレっと思わせるところもあるんです。馬に騙されそうになりますが、促すとまたグーンと来ます。前が早めに止まって早いタイミングで先頭に立つ格好になった分だけ目標になり2頭を凌げませんでしたが、枠がもう少し内目で馬群に入れて前半の力みを少なくできればまた違うはずです。男馬相手にこれだけ走れていますから、理想的な運びができれば勝つチャンスはあるはずですよ。距離はやはりこのくらいがいいと思います。もちろん絶対ではないのですが、延ばすと折り合い面が大変になるでしょうし、短くしすぎるとそれはそれでそのリズムが定着しすぎて口が硬くなってコントロールが難しくなってしまいかねないでしょうからね。また乗りたいので、うまくタイミングが合えば是非お願いします」(蛯名正義騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「後藤ジョッキーが言ってくれていたようにやはり左回りはいいのでしょうね。もちろん右回りがまったくダメというわけではないので右回りを使わないということはないのですが、今回の走りは良かったと思います。どうしても力みがちなのですが、直線で伸びてきた時はやはり力が入りました。ただ、やはり前半の消耗の分か最後は踏ん張りきれませんでしたね…。外目の枠が何だか当たりやすいのですが、いい枠を引いてうまくなだめて終いを存分に活かせたらもっと頑張ってくれるはずです。次も体調をよく見て決めていきますが、引退までにもうひと花咲かせてあげたいですね」(西園正都調教師・キャロットクラブ公式HP)
 「縦長の中位で抜群の行きっぷり。なだめつつ4角で射程内に取りつき、残り1ハロンで押し出されるように先頭。正攻法で抜け出しを図ったが、最後は2頭に来られる。馬体を併せられれば、また違ったはず。強い3着。」(競馬ブック)

●各陣営のコメント

フロアクラフト

 「掛かり気味だったが、見せ場は十分にあった。左回りの千四は合っているね。」(西園正都調教師・デイリー馬三郎)

 「少し行きたがる面があったが、最後はよく伸びていた。左回りが合っているね。内で壁を作って運べればもう少しやれるはず。」(西園正都調教師・競馬ブック)

●ほっさん予想

 フロアクラフトはどうも雨模様のようですね。前日も雨予報ですし、これはフロアクラフトの最も嫌い道悪のデコボコ馬場になりそうです。

 そして、その馬場に鞍上・田中勝春騎手とくれば、2013年8月25日の積丹特別の悲劇を思い出してしまうわけです。

 ここがタイムオーバーになってしまい、出走規制の為、ギリギリローズSに出走が叶わなかったんですよね。

 せっかく、ベストと思える左回りの東京芝1400mの適鞍なのに、上手く行きませんねぇ。


 結果よりもフロアクラフトは今後リッチダンサー系繁殖牝馬としての大きな大きな仕事が待っていますから、無事に回って来てくれれば、それでヨシです。

これ以降は2015年11月17日に作成(一部25日に作成)

●パドック

 フロアクラフトの馬体重は前走同様の504キロ。西園正都先生、毎度のことながら素晴らしい馬体調整です。そのフロアクラフトの馬体は引き締まり素晴らしく、踏み込みもしっかりとしていて気合い乗りも十分でした。これで馬場がパンパンの良馬場なら勝てると思えるデキでした。

●レース 

 フロアクラフトのスタートは少し出遅れ気味になります。競馬ブックでは出遅れ1馬身不利の診断です。そこから、あまり後ろだと届かないことは明白なので、押っつけて前に上昇します。

 結局7番手の中目を追走する形になります。道中外からロノが上がって行ったりしますが、しっかりと折り合い、良い手応えです。

 直線に向くと外に出し追い出すと力強くスルスルと上がって来ます。最後まで脚色は衰えなかったものの、内の馬たちを捉えることが出来ずに勝ち馬から0秒4差の5着。走っている距離が内の馬とは違いますし、5着ながら強い内容でした。

●これでついに獲得本賞金は1億円を超えました!!

 フロアクラフトはこのレースまでの獲得本賞金は9930万円でした(付加賞除く)。今回、5着本賞金182万円を獲得してくれましたので、1億112万円となり、見事に1億円を突破してくれました!!

 これは1つの大きな目標でしたから、本当に嬉しいですね。しかも募集価格1800万円の安価なお馬さんです。これが募集価格で1億円を超えるような馬ならたいした数字ではないと思いますが、比較的安価な馬で達成出来たことが素晴らしいし嬉しいですね。

 日本で走っているリッチダンサー産駒は今の所全て活躍しており、獲得した本賞金は次のようになります。

ホーカーテンペスト   9347万円 5勝
フロアクラフト    1億0112万円 4勝
バウンスシャッセ  1億0980万円 4勝 内、重賞2勝目


3歳馬以下を除く

 兄のホーカーテンペストもまだ現役ですし、3兄妹共1億円超えをして欲しいですね。妹のバウンスシャッセはなかなか調子が上がらずに長期休養中ですが、フロアクラフトはコンスタントに走ってくれますし、一時的に偉大な妹を超えてくれるかも知れません。楽しみです。

●時計の評価

 今回のフロアクラフトの走破時計は1分21秒8稍重馬場でした。競馬ブック誌の推定タイムは良馬場で1分20秒8、重不良馬場で1分22秒4、勝ち馬の時計が1分21秒4でした。

 続く同日の11Rのオープン戦オーロカップでは1分21秒7稍重馬場ですから、展開は違えどフロアクラフトは良い走りだったと言えます。また、上記に書きましたように上位の馬とは走っている距離が違います。今回も外枠が影響したと言えます。

●レース後の騎手・調教師のコメント

フロアクラフト(5着)

 「道中はうまく我慢させて乗っていたのでいいかと思っていた。直線で追ってから一瞬は反応してくれたが、そこからは意外にもうひとつだったね。」(田中勝春騎手・競馬ブック)

 「まずまずのスタートを切れましたし、道中の感触、勝負どころの手応えも悪くなかったのでどのくらい脚を使ってくれるのか楽しみにしていたんです。一瞬はグッと加速してくれたのでそれを維持したかったのですが、最後はまわりと変わらない勢いになってしまって…。今日は結果的に内から馬場が乾いて来ていたので余計に外目の枠が悪い方に出てしまったのかもしれませんが、上位の力はあるはずですし、立ち回りひとつでまた違うはずです。せっかくチャンスをいただいたのですが、申し訳ありません」(田中勝春騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「道中我慢させて、いい感じで直線を向きましたが、追い出してからあまり伸びませんでした。小回りコースの方が合っているのかもしれません」(田中勝春騎手・ラジオNIKKEI)

 「道中は我慢が利いてうまく運べたんだけど、追ってからいい脚が少ししか使えなかった。小回り向きかもしれないね」(田中勝春騎手・デイリー馬三郎)

●専門誌のレース評価

フロアクラフト(5着)

 「出たなりで中団から。直線は外目の狭いところを割って出て、それなりに伸びは見せたのだが・・・。内を通った組に届かなかった。内容そのものは悪くない。」(競馬ブック)

●気になる賞金は

 本賞金は182万円。特別出走手当が41.8万円。合計223.8万円。1口で割りますと3900円程度になると思われます。

●今後の展望

 ベストのコースで優勝が期待されましたが、馬場と枠順に泣かされて、今回も優勝には届きませんでした。しかし、このクラスでの力上位は明白ですし、今回も牡馬相手に素晴らしい走りを見せてくれました。また、5着と掲示板に載って本賞金を加算してくれたことも本賞金にこだわる私としては嬉しいですね。

 もう東京開催では今年は適鞍がありませんから、ここで放牧に出して2月の東京を目指すか、同じ左回りの暮れの中京に行くかですね。中京は1200mしかありませんが、対応してくれると思います。

●最後に

 いやぁ〜、目前だったとはいえ、獲得本賞金の1億円突破は嬉しいですね。馬は生き物ですから、実際何があるかわかりませんし、この大目標を確実に達成してくれたフロアクラフトに感謝です。

 次は最後の目標である5勝目ですが、そりゃ達成して欲しいですが、私的にはちょっと厳しいかなとも思っていますし、無理をせずにとにかく無事に繁殖入りをしてくれればと思います。気性も良く、早期から活躍して晩年までしっかりと能力の落ちないリッチダンサー系牝馬の子でしたら、相当良いところまで行くと思うんですよね。特に私が望む2、3勝は堅いのではないでしょうか。ただ、”安価で”というところは私の希望に叶わないかも知れませんが・・・。

 今年は5勝と我が軍団は例年になく低迷していますが、このフロアクラフトや妹のバウンスシャッセの子が登場してくれる頃には、どんどん勝ち星が挙がっているものだと楽しみにしております。

 フロアクラフトの競走馬としての現役はあと2、3戦で終了でしょうが、次で30戦。これもまた一区切りですし、今なかなか30戦もコンスタントに走ってくれる馬っていませんよ。本当に良い子に出資できました。今物凄く満足しています。

 引退期限まであと少し。頑張れフロアクラフト!!

最後までご愛読ありがとうございました

2015年10月23日立ち上げ 11月6日、9日、12日、16日、17日、25日加筆
フロアクラフトの過去の特集をご覧になりたい方はこちら

2015年10月18日 第28戦 白秋ステークス 1600万下 東京芝1400m (3着/6番人気)

2015年 9月21日 第27戦 仲秋ステークス 1600万下 阪神芝1400m (6着/3番人気)

2015年 7月11日 第26戦 豊明ステークス 1600万下 中京芝1400m (5着/6番人気) ルクソール様撮影現地写真多数掲載

2015年 6月14日 第25戦 多摩川ステークス 1600万下 東京芝1600m (10着/7番人気)

2015年 5月30日 第24戦 朱雀ステークス 1600万下 京都芝1400m (4着2番人気) 写真多数付現地観戦レポート

2015年 3月29日 第23戦 心斎橋ステークス 1600万下 阪神芝1400m (3着2番人気

2015年 3月14日 第22戦 うずしおステークス 1600万下 阪神芝1400m (2着/3番人気)

2015年 2月22日 第21戦 宇治川特別 1000万下 京都芝1400m (1着2番人気

2014年11月22日 第20戦 衣笠特別 1000万下 京都芝1800m (5着/6番人気) 写真多数付現地観戦レポート

2014年 9月27日 第19戦 夕月特別 1000万下 阪神芝1800m (3着/5番人気) 写真多数付現地観戦レポート

2014年 8月30日 第18戦 西海賞 1000万下 小倉芝1800m (11着/2番人気

2014年 6月15日 第17戦 第19回 マーメイドステークス GV 阪神芝2000m (7着/6番人気)

2014年 5月18日 第16戦 パールステークス 1600万下 (8着/4番人気)

2014年 4月26日 第15戦 第11回 福島牝馬ステークス GV 福島芝1800m (9着/8番人気)

2014年 3月23日 第14戦 但馬ステークス 阪神芝2000m (2着/4番人気)

2014年 1月13日 第13戦 寿ステークス 京都芝2000m (6着/5番人気)

2013年12月 8日 第12戦 遠州灘特別 中京芝2000m (1着1番人気) 写真多数付 現地観戦レポート

2013年11月 3日 第11戦 500万下 京都芝1800m (1着/4番人気) 写真多数付 現地観戦レポート

2013年 8月25日 第10戦 積丹特別 500万下 函館芝2600m (10着/3番人気)

2013年 7月13日 第9戦 湯浜特別 500万下 函館芝1800m (7着/1番人気

2013年 5月19日 第8戦 第74回 優駿牝馬(オークス) 3歳GT 東京芝2400m (5着/17番人気) 写真多数付 現地観戦レポート

2013年 4月28日 第7戦 スイートピーステークス 3歳オープン 東京芝1800m (2着/6番人気)

2013年 4月 7日 第6戦 デイジー賞 3歳500万下 中山芝1800m (2着2番人気

2013年 2月 3日 第5戦 春菜賞 3歳500万下 東京芝1400m (6着/4番人気)

2013年 1月12日 第4戦 3歳未勝利 京都芝1800m (1着/3番人気) 写真多数付 現地観戦レポート

2012年12月15日 第3戦 2歳未勝利 阪神芝1600m (2着/3番人気) 写真多数付 現地観戦レポート

2012年11月18日 第2戦 2歳未勝利 京都芝1600m 牝馬限定戦 (13着/2番人気

2012年11月 4日 デビュー戦 2歳新馬 京都芝1800m (2着2番人気) 写真多数付 現地観戦レポート

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